どうして すぐに会員になれないのでしょうか?
「無料体験1回 最低でもドロップインで何回かお使いください」
akeruto名張では月額会員のお問い合わせの方に、必ずこのようにお伝えをしています。
これはコワーキングスペースの基本的な営業方法に反していますが、それがなぜなのかをご説明いたします。
幽霊会員を作ることが、コワーキングスペースビジネスの基本
いきなり突っ込んだお話しをしてしまいます。
実はコワーキングスペース経営のポイントは、「いかに”幽霊会員”を作るか」にあります。
スペースをほとんど使わないまま、契約だけしてくださる会員が一番ありがたいわけです。
法人契約でまず誰も来ないというのが理想でしょう。
応対いらずで、汚れずに、備品も消費されません。
このような契約をたくさん増やすことが一般的なコワーキングスペースの基本です。
akerutoは幽霊会員を無くしたい
誰しも「コワーキングスペースを使って、あれこれしたい!」と思って扉を開けていただきます。
しかし、自分がイメージしている形の場所か、イメージ通りの使い方できるのか
そもそも自分自身が使い続けられるのか?
やはりそこは最低でも数回は利用していただかないと分からないと思います。
曜日や時間が異なれば、集まっているメンバーも異なりますから雰囲気も変わります。
半分以上の方がドロップインのほうがお得?
実際、オープン当初はすぐに会員手続きをさせていただいておりましたが、1年近く経過する中で、継続してakerutoを月額会員として利用されている方は半分にも満たないところです。
つまり半分以上の方は解約をされています。もちろん受験が終了したり、サービスが求める水準に達しなかったり(これは反省して生かしています)という形で解約された方も若干名いらっしゃいますが、一番多い理由はそれほどの回数を利用できない。というものです。
「スペースを時々使いたい」という方には、月額会員を解約いただき、ドロップインで簡単に入室して使えるようさせていただきました。
コワーキングスペースにおける会員とは何か?
では会員になるメリットはどこにあるのでしょう
取引先やパートナーを探したい
回数制限なしの出入り自由という点以外ですと
何かをしたいときに管理者(マネージャー)に伝えれば、可能性のある人を紹介してもらえることです。
同じスペースで作業をしているため、疑似的なチームを結成することも可能です。
実際にいくつかのプロジェクトが生まれ、進んでいます
ドロップインの場合、そこまでの関係性を求めることはできません。
自分を追い込みたい場合
ビジネスでも勉強でも、結果にコミットしたい場合は自分を追い込むのはよくある方法です。
筆者は長らく大手資格予備校の責任者をしていたこともあり、本気かどうかを見抜く際に「あれこれ調べて来た。御校しかない、いますぐ手続する、毎日来る、今すぐ勉強したい」という人は、高難度資格や公務員試験の合格率は高くなるとみていました。
このように、自分自身に環境面から追い込みをかけるため、最初から会員になってしまいます。
現在のakerutoでは大学受験に向けた学生さんに多いケースです。
学生会員について
学生会員のほとんどは大学受験や難易度の高い資格試験の勉強場所としてご利用いただくわけですが、部活や学校行事、定期考査、長期休暇、そして受験前の追い込みによってご利用回数に大きなばらつきが生まれます。
そのため価格を大幅に下げることで、回数の少ない月とほぼ毎日となる月のバランスをとれるようにしています。
35名程度を目安に
akerutoは社会人・法人で25名、学生10名、合計35名を目安にしています。
これは、そもそも席数が40席程度であることが理由です。
その半分の方が、たまたま同じ時間にお越しいただいた場合でもある程度余裕のあるスペースでありたいというねらいです。
ボランティア事業だからできること
akerutoの運営は無償ボランティアによって行われているため、家賃などの固定経費や改修の積み立てを除いては利益を求めていませんので、必要十分なサービスを非常に低廉な価格でご利用いただける場所となっております。
そのような事情も合わさり、無理な契約を勧めたりせず「まずは無料体験やドロップインでお試しを」とお伝えをしています。
最後に
無料体験1回 最低でもドロップインで何回かお使いください
そして、どうぞ会員になってください!
お問い合わせをお待ちしております