コワーキングスペースは立ち寄り場所なのかオフィスなのか | 三重県名張市にあるコワーキングスペースakeruto

コワーキングスペースは立ち寄り場所なのかオフィスなのか

akerutoはオフィスタイプ?立ち寄り場所?

コワーキングスペース設立ブームも落ち着きを見せ始めたものの、まだまだ新規スペースも増えている状況です。 地方都市のリアルな運営や意見について時々記事にしたりして、これからスタートアップする新しいコワーキングスペースの経営に役立つような情報もお伝えできればと思って、軽い感じで取り組んでいます。 さてコロナ禍もあけて2024年は出張時に他のスペースを見学したり、気になるスペースを目的地にして視察をしたりしているのですが、コワーキングスペースを一括りするのが結構難しいという印象を受けます 何でもかんでも”コワーキングスペース”と呼んではいますが、シェアオフィスだったり、レンタルオフィスだったり、カフェ的な使い方だったり、なかにはレンタルスペース的な色の強いところもある様子です。 振り返って「akeruto」はどうなのか?と思えば、オフィスという色合いが強いのかな・・・?と思います。(学生さんも多いですが)

長時間利用と短時間利用

コワーキングスペースの設計思想を時間で見ると、短時間利用と長時間利用を明確に意識しているところが多いです。カウンター席やカフェテーブル的な席が多く一人頭の占有スペースが少ない場所は結果的にドロップインなどの短時間利用になりやすいでしょうし、個室や個別ブースが中心でゆったりとして空間になっていれば長時間利用に適しているはずです。 ちなみに個人的には座る椅子を見ておおよその客層とかを判断しています。 昇降機能が供えられた中価格以上のビジネスチェアが中心であれば長時間利用者が多いのかな?と思ってしまいますし、デザイン重視の椅子が中心のスペースは短時間でのドロップイン客が多いのかな?思われます。 規模の大きなスペースさんはこのあたりを明確にミックスしたりゾーニングしたりしているのが見受けられますが、小規模スペースでこれを行うといずれの客層も取りにくくなって、すごく中途半端になりがちとも感じます。

akerutoは複合的なマルチスペース

「人様にあれこれ言う割にakerutoはどうなんだ?」と考えますと、サテライトオフィス(営業所、出張所)や自習室などの長時間利用に強い作りではあるもののかなり幅広く活用できるスペースなのかな?と思います。 三重県名張市は人口8万人の地方都市で、伊賀市や大阪・奈良の周辺市町村に商圏を吸収されている方ですので、一時利用のドロップイン客中心での設計は非現実的です。ですので自動的に月額会員中心に構成になりますし、会員の属性を考えればほぼ個人事業者かサテライトオフィスとなり、ビジネス色を強めるほかないというところです。 ですから、広い机(最大180cm)に高機能なビジネスチェア、安定した高速Wi-fiや高性能な複合機やビジネス向けの備品などハード面はもちろん、様々なビジネス向きのプランやオプションの提供ということになります。 ただこれらの要件は一時利用としてもあまり変わりませんし学生にも求められることではありますので、現実的には様々なお客様層がいらっしゃっていることも事実です。 何か弱みを考えると、2Fで看板が無いため場所がわかりづらいこと、複数の会議室が無いこと、スマートロックが故にオープンイベントが行いにくいこと。でしょうか

お客様次第がちょうどいい

レンタルスペースもそうですが、どんな風に活用されるかはお客様次第と言えます。せっかく複数のゾーンを持っているスペースですのでしっかり集中して作業や勉強に臨みたい方、スタートアップや起業で交流しながら業務を進めたい方、在宅ワークの場所であったり、バーチャルオフィスで活用したい方などなど、様々なニーズに使いやすい環境を提供できるようこれからも工夫をしていきたいところです。