コワーキングスペースとは、施設や設備を共有して利用してビジネスを行う場所のことで、オフィスを複数の事業者や個人で共有するイメージを持っていただければ分かりやすいと思います。デスクやチェア、ロッカー、インターネット回線が設置されていることが多いため、学生の受験勉強や社会人の資格取得など、勉強の場として自習室のように利用されるケースもあります。
”Co(共に)”Working(働く)”「共に働く」という意味の言葉で、2010年中頃から国内でも増え始め、デジタル化・IT化の発展によって、フリーランスや小規模事業者から大企業のテレワークなどの場所として急激にその数を増やしつつあり、akerutoもその一つとなります。単なるレンタルオフィス・シェアオフィスというだけでなく「人的交流を図ることでスキルや経験を共有する」「互いのビジネスを助け合う」といったワークスタイルが期待できます。言い方を変えれば「異業種交流をしながら一緒に仕事する場」です。コワーキングスペースという言葉は、まだまだ認知されていませんが、情報や知見を共有し刺激し貢献しあうような関係の現代型のワークスタイルと呼べます。
元々は働く場所にとらわれにくいIT系エンジニアやWEBデザイナー、WEB記事ライターなどが中心でした。今では様々な業界でIT化・デジタル化が進んできたため、店舗デザインや設計、人材関連(HR業界)、保険、事務アウトソーシング、営業、各種士業など幅が広がっています。立場としてはフリーランスだけでなく、テレワークの会社員なども、サテライトオフィスとしてコワーキングスペースを個人や法人契約での利活用が進んでいます。その他、勉強用の自習室として利用する学生や社会人も増えており、スペースによっては利用者のほとんどが学生という場所もあります。最近では、子連れOKだったり、女性専用のコワーキングスペースも開設されはじめ、社会的な需要も増加しています。
机や椅子を長時間、安価で利用できる施設といえばカフェなどの飲食店も挙げられます。昔であれば1日中利用していても退出を促されることは少なかったのですが、コワーキングスペースの増加や収益性の問題から滞在時間が指定されていたり、飲食以外が禁止されたりしているところもあります。
コワーキングスペースであれば、必要な時間だけ滞在したり、1日単位で利用できたり、営業時間内で出入りが自由だったりしますし、なにより周りの目を気にしなくてもよいという点がメリットです。
コワーキングスペースでは集中を高めるための比較的静かなスペースと利用者同士の交流ができるスペースに分けられていることが一般的です。ただ、まったく無音ですと逆に落ち着かないという意見もあり、”バックグラウンドノイズ”という言葉もあるように、多少、人の気配が感じられる程度のほうが集中しやすいと言われています。また、周りに働いていたり勉強したりしている人たちが周りにることで励みにもなりますので、スペースという場所が生み出す力は思いのほか大きいものです。
職場でも何でもないコミュニケーションから仕事が捗ったり問題が解決したことはありませんでしょうか?個人事業者の一人作業やテレワーク業務ですと、どうしても他の人とのコミュニケーションや交流が激減してしまいます。そうなると新しい情報のキャッチアップはもちろん、ビジネスチャンスの広がりも限定されます。その点、コワーキングスペースは、様々な業種・業界の人と交流する機会が得られますので、情報交換やスキルアップ、コラボレーションによるビジネスチャンスの可能性も広がります。akeruto名張でも交流を促進するためのコミュニティエリアがあり、交流イベントが行われることもあります。
カフェなどの飲食店で打ち合わせしようとすると周りの声が気になったり、気密性の高い話をするのもはばかられます。また人数分の席が空いておらず確保できないなど、トラブルになることもあるかもしれません。
その点、コワーキングスペースでは軽い打ち合わせ用の場所や専用の会議室が設置されていることが多くあります。
akerutoは起業場所やサテライトオフィスだったり自習室だったりするわけですが、何より頑張りたい人が頑張れる場になることを望んでいます。スタッフや他の利用者の方と交流してみることで、何かが生まれるかもしれません。
始めたいけど、最初のステップが踏めない人。まずはこの場所を見て話すことから始めませんか?
上手く軌道に乗らない人。誰かにその悩みを話してみませんか。視野が広がるかもしれません。
孤独で毎日を作業している人。一緒に仕事しましょう。不完全で未完成なakerutoで共に頑張ってみませんか?