【2025版】起業はじめての方向け バーチャルオフィス 起業と金融機関


まず初めに、akeruto事務局は、過去に複数の起業を経験していたり現在も会社を経営する経営者がボランティアとして活動をしています。
そのため、起業においてリアルな経験を持っていますのでそれを元に記事を書いていますが、とはいえ何百社も起業しているわけでもありませんし、全国くまなく網羅しているわけではありませんので、他の方の記事もぜひ参考にしていただければと思います。
また本記事はAIを用いずに人間が書いております。
起業初めての人なら 当初はネット銀行1行で十分!?
起業に際に気になるポイントの一つが「銀行口座開設」です。
akerutoにバーチャルオフィス契約された方やリアルスペースで起業されている方からも質問がでやすいテーマですね。
結論から申し上げれば、バーチャルオフィス起業の際はネット銀行1行あれば十分です、具体的に言えば「GMOあおぞらネット銀行」「SBIネット銀行」「PayPay銀行」のいずれかです。「楽天銀行」でも良いと思います。
以前は難しかった国民金融公庫で指定する口座もネット銀行でOKとなり、地方銀行や信金に口座が無くてもできるようになったのは大きいです。
ネット銀行が止まった時にどうするんだ?という意見もありますが、どうしても不安な方は1行を2行にすれば良いかと思います。
ネット銀行口座のメリット
24時間365日アクセスできる点と法人口座の維持料が0円(無料)なことが非常に大きいです。通常の金融機関だと月1000円以上の利用料がかかることが一般的です。加えて、通常の金融機関の場合、窓口で様々な起業向けサービスを口座開設と事実上引換に要求された場合なかなか断りづらく、起業が初めての方だと 結構な手数料を支払うケースもあります。そういう”しがらみ”がネット銀行にはありません。
次に手数料です。一般的な金融機関において、他行あての振込手数料は3万円以下で500円前後必要となる中、ネット銀行は150円前後とかなりの差があります。企業規模がまだ小さい間とはいえ、月に数十回の振り込みが発生するだけで1万円を超える差がでる場合も珍しくありませんので、これだけでもかなりのメリットとなります。
意外なところだと、MacやLinuxでも運用できることもメリットです。地銀などは証明書方式をネットバンク接続に採用しているケースが多く、特定のPCやWindowsに限定されることも珍しくありません。これは会社に備えられたデスクトップパソコンからのアクセスが一般的であった名残だとは思いますが、バーチャルオフィスで起業するような層においては大きなデメリットとなります。OSを問わず、スマホアプリから完結できるという点でも適していると言えます。(セキュリティ的に問題はでるかもしれませんが)
ネット銀行のデメリット
まずは窓口が無いことで、自社に応じて融資や様々な金融商品を相談できないことです。また地域内の情報を得たり取引先の紹介をいただくことも不可能です。
ただ、バーチャルオフィスで起業してばかりで規模が小さい場合、地域金融機関への融資相談はほぼ不要(公庫で十分なことが多い)でしょう。
他のデメリットとしては、口座振替できないものがあることが若干のデメリットです。例えば、地域の商工会議所をはじめとする地域団体の会費などです。ただそれらは振込票が使えたり、直接振り込むこともできますので、現実的に問題になることは少ないはずです。
都市部在住なら都市銀行も開設したい
もしネット銀行以外で口座開設をするなら、都市銀行「三井住友」「三菱UFJ」「みずほ」もおススメです。
やはり取引先から見れば、都市銀行の口座があるほうが安心感を感じていただけることもケースも想定できるからです。
2025年現在、上記の金融機関であればバーチャルオフィスでの口座開設を認めています。特に起業前から前述の都市銀行で給与や資産を管理されている方で、潤沢に個人資産を保持していればスムーズに開設できる可能性が高まります。
都市部在住の方と制限を掛ける理由としては、実際の口座開設の際に実店舗受付が必要な金融機関もあるためです。(すべてオンラインで開設手続きが完了しないため支店の無い地方の方は開設が難しい)
地銀・第二地銀・信金での口座開設は難しい
バーチャルオフィスで起業の場合、地銀・第二地銀・信金での開設は非常に難しいと言えます。何らかの事情でどうしてもバーチャルオフィス住所にある金融機関にて口座開設が必要な場合は、地域で営業を行うシナリオがあり、地域の経済団体(商工会議所等)に加盟して会議所から紹介を受けたり、地域で実績のある税理士事務所と顧問契約をしたうえで紹介を受けたりするなど、その地域へのつながりをしっかりとつける必要があります。ただそれでも口座開設が難しいと思われますので、十分な活動実績がつくまではネット銀行1行でまとめてほうが良いでしょう。
なお、中期的に安定的な借り入れを望む方は、バーチャルオフィス住所で同地域の商工会議所に加盟をし、マル系融資を念頭に相談をしておくこともよいでしょう。
そのタイミングで、改めて地銀・信金との取引を考えても遅くは無いと思います。
代表者ひとりのうちは出来るだけシンプルに?
ひとり法人や5名以下の場合は、代表者の方が経理も併せて担当されることが多いと思います。
その際に、複数の銀行があればそれだけキャッシュカードやトークンが増えますし、会計アプリとの同期の設定や口座ごとに最低限保持する金額を管理するのは意外に面倒なものです。
本業に少しでも集中するために、最初は1行だけを使って徐々に増やしていくのをakeruto事務局としてはお勧めしたいところです。
意外につまづきやすいネット銀行口座開設対策
はじめて口座開設される方がつまづきやすいポイントは以下の通りです
個人事業回廃業届受付時に”公印された書類”を取っておく
開業届の控えや、受領証などを要求しておきましょう。その際、公印と日付が押された書類であることがポイントです。
他社が発行した事業の請求書・契約書・見積書類などの証憑
ネットの案内には即日発行や証明書不要などの文字が踊りますが、実際には日数を要したり、様々な書類が要求されることがあります。
akerutoから発行されたバーチャルオフィスの請求→支払い記録や申込メールのやりとりなども実存証明として利用できることもありますが認められるかどうかは相手行次第です。
ですので、実際に取り扱う商品やサービスをやりとりされた書類があるのが望ましいでしょう。
事業用電話番号
口座開設時に事業用電話番号を要求されたケースもあるようです。
いずれにしても事業用電話番号があるほうが利便性も高くなります。おススメは下記のサービスです。