一太郎ファイルをWordで扱いたい?
お客様のお困りごとから
お客様から「社にある古いデータを整理しているが一太郎ファイルを開けない」というご相談がありまして、さてどうしたものか?と少し調べてみました。
閲覧だけなら公式一太郎ビューワー
中身を確認するだけなら公式の一太郎ビューワーが提供されています。(2025.04現在)
JustSystem様のサイトからダウンロードしてセットアップするだけでした。
https://www.justsystems.com/jp/download/viewer/ichitaro/
中身の文字だけ扱うならコピペで良いと思います。
編集するならOpneOffice+拡張機能で可能でした
Wordでそのまま開けませんし、ファイル修復コンバーターも使えませんでした。
調べたところ、OpneOfficeにさらに拡張機能を組み合わせることで一太郎ファイル(jtd)を編集できるとありました。
が、拡張機能ファイルの場所などがすぐ見つからずに少々わかりづらく、多分、年単位で相談されることはなさそうな話題なので下記に記載しておきます。
OpenOfficeをダウンロード&インストールします
https://apps.microsoft.com/detail/xp89j5462cmgjd?hl=ja-JP&gl=JP
1.OpenOffice用一太郎拡張ファイルをダウンロードします。
https://sourceforge.net/projects/aoo-extensions/files/1936/0/ichitaro.oxt/download
2.OpneOfficeに一太郎拡張ファイルを追加します。
ツール → 拡張機能マネージャー → ダイアログが表示 → 追加 → ichitaro.oxt
3.OpenOfficeで該当の一太郎ファイルを開きます。
開き方のコツは一太郎ファイルを選んで開いた後に表示される拡張子一覧ボックスをキャンセルすることです
4.OpenOfficeでWord形式かODT形式のいずれかで保存する。
*2ファイルしか開いていませんが、Word形式のほうが正確性がありました。
オンラインコンバーターは見つからずだが…デジタル庁にある(本物?)
探しきれていないだけかもしれませんが、オンラインコンバーターでjtdファイルが扱えるものが見つかりませんでした。
その代わり、デジタル庁(本物?)でなぜかExcelマクロ(セキュリティ的に良いのか…これ)が公開されているようです
個人的には怖くて実行はできませんでしたが、ネットワークに接続されていない一時的な仮想OSとか展開されているならお試しいただくのもよろしいかもしれません。
https://laws.e-gov.go.jp/tools/analog-inspection-tool/files/ConvertingIchitaro2Word.xlsm
まとめ
1990年~2000年程度までは一太郎がWord以上に普及していたような時期もあり、特に官公庁では長らく利用されていたとされていますので、取引の多い企業様の中では一太郎ファイルが大量に残っているのかもしれません。
今でも頻繁に利用されているならアプリがあるとは思いますが、今回のケースのように普段はアーカイブされていて何かのタイミングで閲覧したり再利用される場合に困ってしまわれるのかもしれませんね。
閲覧するだけなら公式のビューワーもありますので、まずはそれで確認いただき、WordやGoogleドキュメントなどに変換が必要なものだけ上記のような手順で対応してみるのはいかがでしょうか。
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