ワーケーションの壁は○○かも? | 三重県名張市にあるコワーキングスペースakeruto

ワーケーションの壁は○○かも?

ワーケーションと経費

akerutoのようなコワーキングスペースは”ワーケーション”の取り込みも重要な課題です。デジタル田園都市構想など国の施策の後押しもあり、数年前から注目をされており三重県でも様々な取り組みをされているようです。 できればお客様に来ていただけるようなプランも作成したいと考えた始めたところ、”お客様目線から見てワーケーション”はどのようになっているかを考えてみたら、驚愕の事実が…

全額個人負担!

そうなんです!”原則個人負担” 経費申請ができない(やりづらい)んです。 会社も経費処理しようとしても、私的利用との境界が曖昧で結局は課税所得として上乗せになるようです。 これだと、もしakerutoが従業員にワーケーションしたいと言われても、正直なところOKとは言えなくなってしまいます。

確かに合理性理由が無い

そもそも業務上出張という社会通念や制度がすでにあり、業務として必要であれば宿泊付き出張が経費として認められます。 しかしワーケーションは本来、社内(もしくはテレワーク)で済む仕事をわざわざ観光などと合わせて赴くわけですから私的と業務の按分も難しいですし、ワーケーション手当を出すとしても課税給与にされてしまうようであれば、会社も従業員も二の足を踏む可能性が高いと思います。

コワーキングスペース利用料は全額経費にできるが…

ただしコワーキングスペースなどの利用料は全額経費にできる様子ですが、正直、焼け石に水のようなものだと思います。そもそも従業員によりリフレッシュをさせながら、より創造的な環境で仕事をさせてみたいと思っている会社組織としては抜本的に仕組みを変えなければならないかもしれません。

新しい制度が必要かも

ワーケーションのような仕組みを普及させたり、社会構造に組み込むなら何らかの新しい制度が必要かもしれません。例えば、従業員ひとりあたり年○万円程度までワーケーションに係る経費(私的利用だろうが何だろうが)非課税として全額損金としてみなす。というようなものです。たしかに企業の節税対策に使われてしまう可能性もありますが、行き先を国内に限定したりオーナーが国内に納税するなどを条件にすれば、結局は社会に還元されると思いますが、いかがなものでしょうか。